
良い経営とはなんでしょう?
「生産性を上げたい」「もっと経費を削減したい」「在庫を効率的に管理したい」・・・様々な会社で聞かれる言葉です。これらの思いは「もっと儲かる(効率の良い)経営をしたい」ということに集約されると思うのですが、では、「良い経営とはどのような経営なのか」ということをこれから数回に渡ってご説明したいと思います。
最初に簡単な例で考えてみましょう。
1個100円で仕入れたリンゴを300円で売った人と、200円で仕入れたリンゴを400円で売った人がいます。
どちらが商売としてより優れているでしょうか。
どちらも儲けは同じ200円です。これを会社の経営の視点で見てみると、元手は前者は100円、後者は200円で、前者の方が少ない元手で、同じ利益を出しています。
企業は負債・資本というお金を集めて商売をします。より少ない元手で利益を出す方が、効率的ですよね。
このことを経営を分析するときに、「総資本利益率」という言葉で表現されます。
利益(経常利益)÷集めたお金(総資本)で表現されます。
「総資本利益率」は出ました。ここで重要なのは、この数字が良いのか悪いのかということです。
基準は、前年度の比率を使ったり、その業界のベストプラクティスの会社から算出したりします。
最低の比率は、もし仮に集めたお金を全額預金にした場合、利息が付きます。その預金利息よりは
上回らないと経済活動をしていない方がよかった、ということになってしまいます。
ですから、最低でも1%程度はでないと危険だといえます。
この数字の違いが、何の原因によるのかが分からなければ、経営に生かすことはできません。
次回は、「総資本利益率」から問題の原因を探る方法を考えてみたいと思います。
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