
今回は「売上高経常利益率」と「総資本回転率」でしたね。
「売上高経常利益率」とは売上高に対して経常利益がどれだけあるか、という指標です。普段皆さんが言われている「利益率」は粗利益率(売上総利益率)であることが多いと思います。
「売上総利益率」は売上から原価を差し引いて出した粗利(売上総利益)を売上で割ったもので、売上に対して仕入(原価)を差し引いた利益がどれくらい残っているかを知るための指標です。
「売上高経常利益率」は経常利益の割合なので、販売費・一般管理費等いわゆる営業活動にかかる経費と、営業外損益まで含めた利益の割合です。
ですから、「売上高経常利益率」を高めようとするならば、分母の売上を減らすか、分子の経常利益を増やすかしかないわけですが、売上を減らすというのはナンセンスなので、経常利益を増やすことに主眼が置かれます。
ここでは、なぜ経常利益が少ないのか、分析が必要です。
経常利益に至るまでには、売上から原価を差し引いた「売上総利益」、営業利益から販売費・一般管理費を差し引いた「営業利益」、営業利益から営業外損益を加味した「経常利益」となりますが、どこで利益を大きく減らしているかを見ます。
言い換えれば、粗利益率が低くないか、販売費・一般管理費が多くないか、営業外費用が多くないかと分析し、原因がどこで発生しているか突き止め、対策します。
「総資本回転率」は「1年の間に、集めたお金(総資本)の何倍の売上を上げたか」ということを表しています。
資本金1,000万円の会社が年間売上1億円だとすると、「総資本回転率は10回」と表されます。
「総資本回転率」を高めるためには、売上を増やすか、総資本を減少させるかということになりますが、売上は、増やしましょう!と言ってぱっと増えるものではないので、一般的には総資本を減らすことをまず考えます。つまり、「資本の効率的な使い方」を考えるということです。
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